SONGBOOK

SONGWORLD MK2 PROJECT

『歌魂』に収録された曲を紹介

  1. BRAVEナックル!!
  2. ツインシグナル友情
  3. たたかいのうた
  4. おれとおまえのフィニッシュブロー
  5. 負けないでLOVE

BRAVEナックル!!

作詞:賀茂慶 作曲・編曲:RYO-3 歌:賀茂慶 コーラス:SONGWORLD合唱団

悪魔の笑いか神の嘆きか 凍える世界に光はあるのか?
絶望、苦しみ、蹴散らして 高く掲げた拳はエナジー

誰かが呼んでる 今が戦う時だ
みんなが呼んでる そうだ聞こえてくる
いいぜ 鼓動を感じるぜ
もっともっとくれよパワーを このおれに

勝利がおまえの望みならば
やるぜ!見せるぜ!力の限り

未来に吼えろ ダ・ダン!
生き抜くために今
熱く滾る自由の声
解き放て ダダッダー!

 

燃え立つ怒りに震える銀河  スパーク!弾けて降り注ぐ
信じろ!手を取れ!畏れるな! 奮い立たせる拳のエナジー

砕け鋼を オオオでっかい愛で
切り裂け闇を オオオ溢れる夢で
そうだ おまえも立ちあがれ
きっときっと掴むぜ明日を この腕で

荒ぶる闘志と この痛みが
おれの、お前の、生きてる証だ

勝ち鬨あげろ ダ・ダン!
願いを込めて今
歌え叫べ響け届け
この魂 ダダッダー!

 

戦い続ける その運命(さだめ)は
固く誓った 男の生き様

勇気の拳 ダ・ダン!
命を賭けて撃て
そしていつか朽ち果てても
永遠に ダダッダー!

 

曲の紹介

■背景
この企画で一番最初に着手された曲。
私(賀茂慶)の詩がまずあって、それに曲をつける形で作られた。
発注時の注文は水木一郎が歌うスパロボ系な曲というもの。
かなり早くメロディーのデモ版が出来上がってきてびっくり。
しかし、最初の詞に対して収まりきらなかった感じのメロになっていたため、構成の大幅な変更と詩そのものの修正を余儀なくされる。
よって、詩としてはまとまっていた原案から、メロにあわせる感じの修正案へと変化していく。また、修正する度に言葉の発音数が増えてしまうという傾向がでてきて、当初余裕をもっていたものがだんだんと忙しい感じに変化。途中で歯止めをかけたものの、結果的にはこの最終稿も字余り的な部分が幾つか残ることとなってしまった。必ずしも悪かったのかどうかはわからないが。
また、こうした詩の修正作業をしていく中で、最初の簡単なリズムと伴奏にメロだけというデモ音源の性質も手伝ってか、曲のイメージそのものに変化が出てきてしまい、自分で歌うはずの男性曲に女性曲のような歌詞を付けたバージョンまで出来上がってしまった。それが「負けないでLOVE」である。
既にその時点でタイトルも「負けないでLOVE」となっており、完全にその時点での「BRAVEナックル!!」のメロにフィックスした歌詞として出来上がっていた。
が、これにRYO-3さんが猛反発(^^;「BRAVEナックル!!」は男の曲だ!と熱弁を奮い、「それなら女性曲を別に作る」と宣言。ここではじめて「BRAVEナックル!!」と「負けないでLOVE」が両者並び立つことが確定したのである。
また、こうした展開の中、更に男らしいアレンジをと志向したRYO-3さんの気迫が現在の「BRAVEナックル!!」の雄々しいアレンジに成就したのである。
歌詞の方は、度重なる修正を経たものの、ほとんどが細かい変更で大枠には影響しなかったため、2001年2月末にフィックス。

■楽曲について
コンセプトは「ゲッターロボ號」VS「マジンカイザー」。
70年代と90年代の宙明サウンドの融合・混在がテーマ。
詳しくはブックレット記載のRYO-3氏のコメントを参照あれ。

■歌詞について
基本的には大きく3つの部分で構成。
1番で言うと、
「悪魔の笑いか」〜「エナジー」までが第一部。
「誰かが読んでる」〜「このおれに」までが第二部。
「勝利がおまえの」〜「ダダッダー」までが第三部。
1番はひとり立ち上がる話。
第一部は、序章というか幕開けというか背景の提示のような部分。
苦難の中にあって尚不屈の魂を奮い立たせよという呼びかけ。
第二部ではそれに呼応するかのような声を感じる、受容の部分。
遠くから聴覚への刺激に始まって、それがだんだん自分の内部の感覚に向けられ、外に向かって発する声になっていく、そういう感覚の変化を表現。
やや好戦的にテンションがあがっていく過程がそのまま、メロディーの盛り上がりとシンクロしているので自分では好きな部分である。
第三部は前半と後半と分かれているが、基本的には一緒。
前半は自分の感情や意志をぶちまける。有言実行な部分。
後半は呼びかけ。一般化抽象化普遍化みたいな意図も少しあり。
2番は大勢立ち上がる話。
第一部は1番と趣きが違って、大勢蜂起したはいいけど、その方向性を危うくしりそうな内在リスクを排して今一度纏め上げるような意味合い。
第二部はより呼びかけ方向に寄せてみた。
第三部に「勝ち鬨」とあるので実質局地的勝利を治めた状態。
繰り返しは戦いの継続とそこにある価値の話。
「たたかいのうた」に少し通じる空気。

■歌唱について
水木一郎の歌唱を想定。
なかなか歌いにくいところのある歌で、正直かなり苦戦した。
最初の1年は満足に歌えた試しがなく、2年目にはいってようやく形になってきたと言える。それでも水木を最後まで意識しきれなかったのは、練習不足なのか、そもそも力量不足なのか。
90年代テイストもあるので、最近の水木で歌うのはイヤだなという漠然とした思いというのもあったし、自分で作詞してしまったことで「おれはこう歌いたい」という意向がどうしても強く、それが水木化の妨げに大きく影響したと思う。
引き声や、拡散唱法、伸ばしの大袈裟ビブラートなどで一応はアプローチしてみたが、一般の人に水木ニュアンスだと主張するにはやや中途半端だったかもしれない。
レコーディングは70%一発録り。第二部やその他一部を録り直した。
2番第二部の「砕け鋼を」〜「溢れる夢で」までの部分が一番リテイク数が多かった。ここは最終的にレコーディング当日に歌い方を変更したので、いかにもそこだけ急仕上げな感じが残っている気がする(自分だけだろうか?)。
それとリバーブ&ディレイをかけた影響で「スパーク」部分の音量がやや弱く引っ込んだ感じなってしまったのが残念。スタジオのスピーカーで大音量で聴いてた時にはそんなに気にならなかったんだけど…。マスタリング前にヘッドフォンでもしっかり確認すべきと反省。
 


ツインシグナル友情

作詞:烈神我尊 作曲・編曲:RYO-3 歌:烈神我尊&カズマ

ダダッ、ダダッ、ダダッ
赤い地平に駆け出せよ
重なる影が絆だぜ (Shine!)
ダダッ、ダダッ、ダダッ
ぶつかりあったエネルギー
俺たちは叫ぶ 太陽へ

もしもこの俺が今 傷つきたおれるとしても
黙ってその手を さしのべる
「おまえがいるのさ…」
そうだ これが男さ

勇気!(カモン) 闘志!
立ちあがれ! 燃えあがれ!
無限、正義 熱い鋼のスクラムだ

明日の砦を 築くとき
ツインシグナル友情
ふたつの心に ともる炎は消せない



ダダッ、ダダッ、ダダッ
夢の翼がある限り
どこまでだって翔べるのさ (Let’s Go!)
ダダッ、ダダッ、ダダッ
おれと行こうぜ 大空を
きらめく若さでフルチャージ

やすらぎの日々をやぶり 訪れた嵐の朝でも
おまえの笑顔が 希望をくれる
「やろうぜ、相棒…」
誓う 夢が強さだ

未来!(ダッシュ) 銀河!
はばたけよ! どこまでも!
閃光、火花 まぶしい命の輝きさ

言葉なんていらない おれたちは
ダブルフラッシュ親友
結んだ絆で永遠に戦うファイター



明日の砦を 築くとき
ツインシグナル友情
ふたつの心に ともる炎は消せない

 

曲の紹介

■背景
「BRAVEナックル!!」の原案をUPした翌日にこの「ツインシグナル友情」の原案も完成。烈神さんの中で明確にイメージがあったために、歌詞の完成度も高く、男性デュエットというコンセプトもそのままOKとなる。
80年代宙明サウンドということで宇宙刑事が意識され、そうなると自然にヴォーカルのひとりは串田ソウルを体現する男カズマさんしかあるまい、という流れで決定。もうひとりは作詞者でもあることだし、そうでなくともやはり子門だろうということで烈神さんに。
MK2のML内でも数名が協力してくれて、歌詞修正も当初は一番早く進む。
メロディーも早めにデモが出来てきて、全体イメージが決まるのが早かった。
しかし、パートの割り振りやハモリ部分などを、実際練習を重ねながら試行錯誤した部分があるので、最終的にフィックスに要した時間としては一番長かったのかもしれない。(最後の練習でハモリがなくなったり)

■楽曲について
コンセプトは「東映戦隊」VS「宇宙刑事」。
80年代宙明サウンドと夢の男性デュエット曲がテーマ。
詳しくはブックレット記載のRYO-3氏のコメントを参照あれ。

■歌詞について
烈神さんの原案を、メーリングリスト参加のメンバー数名で加筆修正したものが第一稿となり、それからアレンジの進捗と歌唱練習の繰り返しに応じて徐々に修正していったものが左の最終稿となった。
原案の段階から男同士の友情ソングというコンセプトがはっきり固まっていたので、後からアイディアを出す方もやりやすかった。さすが文学少年烈神さん(^^;
一番が「大地」「駆ける」+「始動」のイメージ。
二番が「大空」「翔ぶ」+「継続」のイメージ。
二人の歌い手がひとまとまり毎に交互に歌う前半、一行毎の中間(1)を経て、激しく交錯する中間(2)、最後は再びソロからハモリへという風に、ワンコーラスの中にある起承転結に注目してほしい。
中間(1)のセリフ風な歌詞が引き立つ。
そして、何より「ツインシグナル友情」という言葉とメロディーの一体感。
詩の世界としての完成度は歌魂の中で一番。

■歌唱について
串田アキラと子門真人の歌唱を想定。
実は「ダダッ、ダダッ、ダダッ」は当初はハモリだったのだが、音がとりにくいために結局ソロとなった経緯がある。またそれ以前に、そもそもは1番と2番で担当メロが完全に逆になる予定だったのだが、それも諸般の事情により変更。
意外と様々な紆余曲折を経て完成したのだ。
まずは烈神さんの子門パート。
本当であれば完全子門化計画が同時進行するはずだったのだが、これも企画倒れに終わってしまったため、現状維持な出来をキープする方向性で。
子門の真似ではなく、烈神さんの子門歌唱という意図で。
いろんなクセがそのまま出ていて、その意図はほぼ達成されたと思う。
メロディーの崩しを意識的にやる、というのがかなり難しかったようで多少ぎこちない部分はあるかもしれないが、努力に免じて見逃して。
続いてカズマさんの串田パート。
これも同様に、串田の真似ではなくカズマさんの串田歌唱を録りたいという意図で収録してある。もっと高い音域でスカッと決めるのが串田的にもカズマさん的にも持ち味のひとつであるのだが、今回ハモリの下担当ということになってしまったために、それを充分生かしきれなかったというのは残念ではある。
しかし、カラオケボックスでは聴くことのできない、カズマさんの生声の魅力をちゃんと音に出来たという意味では大成功というか、単純に嬉しい。
丁寧に、気持ちを込めて歌おうという心がそのまま感じ取れるのではないだろうか?
地理的になかなか二人一緒に練習する機会に恵まれなかったので、デュオとしての練りこみみたいなのが不十分だったかな、という気持ちも少しだけある。
夢のデュエットを想像させるだけのものになったかどうかは、みなさんの判断にお任せするしかない。
みなさんにも是非気の合う仲間と思う存分歌って欲しい。

 

たたかいのうた

作詞:賀茂慶 作曲・編曲:RYO-3 歌:CHABO コーラス:SONGWORLD合唱団

たたかいを告げる 鐘が鳴る
血の色で染まる この空に
いつの日か はばたく翼のために
すべて捧げよう 惑わずに

痛み 突き刺さる ツメの痕
折れた心を かき乱す
運命 抗えぬ蜘蛛の糸
もがきあがいて這いつくばって 倒れても

それを見守る 愛もあるさ
明日を照らせ 希望の光



たたかいに勝って 日が沈む
穏やかに光る この海に
いつの日か 花咲くみどりのために
夢を見るのさ このおれも

孤独 ひとり行く旅の果て
寄り添う日々も 来るだろうか
命 尽きるとも 守りたい
永久に託して信じてゆくさ 辛くても

それも生き様 悔いはないさ 
消させやしない 祈りの光



光年の彼方 星が散る
散らばる無限の 大銀河
いつの日か 育む愛のために
今日もたたかう 人知れず

寡黙 その思い 胸に秘め
くじけぬ強さ 欲しいのか
絆 報われぬ約束も
刻む背中に疼いたままさ 重くても

そんな弱さも 悪かないさ
裁いてくれよ 正義の光

 

曲の紹介

■背景
一番最後に突然作られた曲で、当然もっとも準備期間の短かった曲。
しかし、その背景にはこのプロジェクトはじまって以来のRYO-3さんの秘めたる思いが綿々と流れている。決して軽視するべからず。
ただ、メロディーのデモが出来上がった段階で既にレコーディングまで3週間ちょいだったため、当初目星をつけていた歌い手であるCHABOさんのスケジュールによっては没になっていたかもしれないという、タイトロープなチャレンジだった。
また、歌詞も最後までフィックスしなかったし、アレンジ面でも一部RYO-3さんとの間で凌ぎを削るようなやりとりがあったため、短い期間だったにもかかわらず思い出深い楽曲となった。
曲の性格的にも出来としても、歌魂全体の中で重要な位置を占める。

■楽曲について
コンセプトは「超人ビビューン」VS「ジャッカー電撃隊」。
70年代後半のクールな宙明サウンドがテーマ。
詳しくはブックレット記載のRYO-3氏のコメントを参照あれ。

■歌詞について
これはほんと苦労した。ある意味フィニッシュブローより苦しかった。タイトルも「たたかいのうた」だと「戦いの詩」が菊池曲にあるから宙明ソングとしてはどうかという自己批判もあったものの、ほかによい候補がなく結局これ。
詩の世界の雰囲気は関係者全員でシンクロしていたものの、いざそれを言葉にするとなるといろんな意味で難しかった。3番の「刻む背中に疼いたままさ」が一番試行錯誤した箇所でもある。
それにしても、直前練習(3/30)の朝に、それまで2コーラスだった曲にいきなり3コーラス目が追加された最新アレンジバージョンがUPされた時は心底ビビった(^^;
出かけるまでに急遽3番の歌詞を追加したせいか、いきなり1番2番と違うとこへ飛んでいってしまってるけど、これはこれでまぁいいかな、と。
全体としては、孤独に戦う男と、その心境、彼に救いを与えるなにかetc...を表現しようと思った次第。
ささき曲によくある(あるいはありそうな)フレーズを交えつつ、オリジナルな世界をも表現するのが課題だったんだけど、どうでしょうか?(苦笑)

■歌唱について
佐々木功の歌唱を想定。
みなさんからいただいた感想にもあるように、にせ佐々木のにせっぷりはこれはこれで見事なもの。ただし、CHABOさんを知るものとしては本当はまだまだこんなものじゃないよ、と言いたい。彼の凄さはなんとっても「ヤマト10年の賦」に尽きるからだ。
それはともかく、この歌の歌唱を依頼した段階では実はCHABOさんの佐々木への意識がちょっと薄れてきている時期でもあったため、それをニセ佐々木までもっていくのが我々にとってもCHABOさん本人にとっても大変だった。
とりあえず「たたかいのうたのうたいかた」でなんとか自己研磨してー!!
と、迎えたレコーディング当日の出来がこれでアリマス。素晴らしい。
佐々木ニュアンスも、練習時に苦戦していたところがほぼ修正されていた上に、レコーディング時の緊張がいい方向に作用したようで、「いただき!」なテイクがとれたのは本当に嬉しかったなぁ。
もっとも、それでも一番最初にレベル調整のために仮歌いしてもらった時には、あまりの緊張ぶり(全然佐々木じゃなかった)に本人もスタッフ一同もちょっとヒヤヒヤしたという場面もあったが...。しかしいざ本番になったらこれだもんな。
詳細は上記うたいかたの方を参照されたし。
それをCHABOさんがどのように実現しているか、あるいはもう一歩かを各自で判断していただくのも楽しいかも知れず。
ちなみに、佐々木の物真似でこれを歌おうとしてもそれは無理なので念のため。真似をする対象にホンモノがないわけだし、無理にやろうとすれば特徴のデフォルメしかないわけで、それはネタにはなるかもしれないけど、こういう歌唱には絶対にならないはず。日頃から佐々木歌いとして信念をもって歌唱していればこその体現であると信じる次第である。
歌い手の意思や心意気まで想像してお楽しみください。
 


おれとおまえのフィニッシュブロー

作詞:賀茂慶 作曲・編曲:RYO-3 歌:賀茂慶 コーラス:SONGWORLD合唱団

蒼い閃光
撃ち抜け 巨大な影を
この世に悪の ある限り
おれのカラダも 熱く燃えるのだ
稲妻呼べ 空焦がせ

みんなの願いを ひとつに重ね
合体OK フォーメーションだ
飛ばせババン 切り裂け悪をガガン
今こそ漲る力 揮え明日のために

おれは負けない おまえに賭けた
決めろ 止めのFINISH!

 

赤い電流
貫け 邪悪な影を
流れる血潮 ある限り
おれの怒りも 熱く燃えるのだ
邪魔するなら 覚悟決めろ

侵略の魔の手に 情けは無用
合体OK フォーメーションだ
唸れババン 消し去れ悪をガガン
いつでも頼れる力 見せろ平和のために

おそれはしない 命預けた
行くぞ 止めのFINISH!

 

戦いの女神の 微笑み受けて
合体OK フォーメーションだ
飛ばせババン 切り裂け悪をガガン
いかした無限の力 放て勝利のために

おれとおまえの 心合わせて
やるぜ 止めのFINISH!
 

 

曲の紹介

■背景
詳しくはHISTORYを参照してほしいが、かつてからイナズマンやジーグを元にしたアクション曲をやりたいといっていたRYO-3さんの念願が、今年の2月になって実現したのがこの曲。
完全曲先で、メロは一発フィックス。
その後から歌詞を考えたのだが、どうしても元ネタ曲と同じ歌詞が浮かんできてそれを完全には変えられなかった(悠長に考える余裕がなかったせいもあり)ため、あえて元ネタをほのめかすようにオリジナルの言葉をうまく残したまま別な詩にしていくという作業をやってみた。
この後から更に追加した「たたかいのうた」の方が先に歌詞が出来てしまったほどで、こちらの作詞は難航したのだが、ふとしたきっかけでタイトルが決まってからは一変。あっという間に出来上がってしまった。
やはり曲のタイトルというのは重要なんだなぁと身をもって知ることができた。
こうしてもっともスピード感があるこの曲は完成した。
最終的に今の形になったのは3/30。

■楽曲について
コンセプトは「イナズマン」VS「鋼鉄ジーグ」。
70年代のハイテンションなアクション曲がテーマ。
この曲のベースは打ち込みではなくRYO-3氏が実際に演奏したもの。
詳しくはブックレット記載のRYO-3氏のコメントを参照あれ。

■歌詞について
「おれとおまえのフィニッシュブロー」...このタイトルが思いついた時に「やった!」と叫んでしまったのだ。それまであれやこれやと悩んでいたのがウソのよう。
最終稿前まではまだ必殺技名をシャウトする部分が残っていたのだが、それはあまりにも煩雑(歌に被さる形だったので)なのでカット。
内容は読んでわかる通り、合体ロボもので、主人公とマシンとが「おれとおまえ」という形で描かれるイメージ。合体というからには合体前に何体かマシンがあるはず、とかマシンと同数の操縦者もいるのでは?とかいう疑問もあるかと思うけど、そこらへんは見なかったことにしてくれ(苦笑)。
そうだ、ロムとバイカンフーみたいな関係ってことで<そうなのか?
「合体OK フォーメーションだ」の部分を勇者王誕生よろしく単語連発にしたバージョンもあるのだが、そちらは没となった。
繰り返しのフレーズの一部は、「BRAVEナックル!!」の一番最初の原案にあったフレーズをちょっとアレンジして流用したもの。
「BRAVEナックル!!」をアクション限定にして、70年代風にしてみた雰囲気の歌詞でもある。

■歌唱について
水木一郎の歌唱を想定。
でも水木一郎ってのはとりあえず忘れて、お願い。
とにかく気持ちいい曲なので、何も考えずに歌ってるだけで楽しい。
歌いこみがあまり出来てない状況でのレコーディングとなってしまったのだが、なぜか当日異常なまでにハイテンションになっていたので、そのテンションのまま歌うことができたのが良かったのだと思う。
あまり力まずラクに楽しく歌っているのが伝われば嬉しい。
サビの最後のワンフレーズでダブルで重ねているのだが、ここの音程が合ってないのはわざとである。だって、そういう一発っぽさがあった方がいいじゃん。修正したりリテイクすれば直るんだろうけど、それじゃつまんない。小さな瑕はあった方が生々しくていいよなぁと思うんだけど、異議ある?
それよりもっと直した方がいいよってとこもあるので、そっちはやや気になってはいるんだけどねぇ。伸ばしで不安定になるところとか。
でも、実際ほんの一部分しかリテイクしなかったので、歌った時の勢いがそのまま出ている録音でなかなかいいと自分では思うんだけど思い込み?
「フィニッシュ」ってのがどうしても言いにくくて、それだけが結局うまくできなかったのが悔しい。もうホントそれは悔しい。なんでだろう?音程との関係かなぁとか思ってるんだけど…。
あ、あとこの歌はコーラスがねぇ...。一番最初はやろうって話になってたんだけど、最終的につめるのを忘れたまま、レコーディング当日になってやっぱりあった方がいいよということで急遽入れたもの。ただ、3声にするにはちょっとややこしくてうまく音がとれず、ここで一番時間食ったんじゃないかというほど試行錯誤して結局メインのパートだけ浮き出させてあとはうやむやに誤魔化そうということになってしまった。これも心残りといえば心残り。
完全版をいつか出したいなぁ。
 


負けないでLOVE

作詞:賀茂慶 作曲・編曲:RYO-3 歌:miru

震える心の乾いた声が囁く 「私を ど・こ・へ 連れてくの…?」
くすんだ瞳は輝き忘れ 時の狭間のブラックホール

「ダメ…ダメよ。まだやれる…、信じるの!」

負けないで 愛の炎を燃やせ
誰かが呼んでる 力溢れ出す
いいわ 鼓動を感じてるわ
もっとパワーを お・ね・が・い この胸に…

迷わないから 諦めないから
いつも私と一緒にいてね
ハート燃やすFire 背中貫くThunder
熱くきつく強く抱いて その腕で Hold Me Tight

 

微笑みなくした唇が呟く 「私は ど・こ・か・ら 来たの…?」
記憶の欠片をパズルのように 繋ぎ合わせる悲しいシルエット

「ううん、違うの。本当は知ってる…、でもまだ!」

負けないで 明日を今を生きるの
誰かが待ってる 勇気湧きあがる
そうよ 光を感じてるわ
もっと希望を お・ね・が・い この星に…

くじけないから 投げださないから
きっと私を待っていてね
走り出すのRun&Run 翼広げてFly High
そしていつか飛び込ませて その胸に Hold Me Tight

 

負けないで 愛の炎を燃やせ
誰かが呼んでる 力溢れ出す
いいわ 鼓動を感じてるわ
もっとパワーを お・ね・が・い この胸に…

迷わないから 諦めないから
いつも私と一緒にいてね
ハート燃やすFire 背中貫くThunder
熱くきつく強く抱いて その腕で Hold Me Tight

 

曲の紹介

■背景
「BRAVEナックル!!」の欄で述べたように、元々この歌は「BRAVEナックル!!」のメロディーに合わせて作られた替え歌(?)がはじまりである。
もちろん、現在の最終稿とは違う形の原案であったが、それに改めてRYO-3さんが曲を作成。その曲に合わせて歌詞を修正したという経緯で出来上がった。
そうした突発的な出来事が生み出した曲であるためか、あるいは歌手探しに苦労したためか、個人的には一番この曲に思い入れが強い。
RYO-3さんの曲制作も、思いのほか早く完成し、年は明けた2001年1月時点で、アレンジ含めた全体の完成度が一番高かったのがこの「負けないでLOVE」だったということからも、突発的な啓示による創作活動のエネルギーの凄さが伺い知れる。
当初、間奏に長台詞を入れようという案があったのだが、歌詞がフィックスするにつれて、それ以外の要素が必要なくなってしまったために没になってしまった。
今となっては少し残念な気もする。
歌手探しが難航し、一時はヴォーカルを諦めかけたのだが、ここで彗星の如くmiruさんが現れ、一もニもなく打診、快諾をもらった時は肩の荷が降りた気がした。

■楽曲について
コンセプトは「戦え!イクサー1」VS「レイナ剣狼伝説」。
80年代後半のOVA女性ヴォーカル曲がテーマ。
詳しくはブックレット記載のRYO-3氏のコメントを参照あれ。

■歌詞について
何度か改訂を経たものの、大きな修正はない。
構成的には「BRAVEナックル!!」のものを踏襲している上、一部は歌詞自体重複する部分もある。成立過程からして当然といえば当然なのだが。
当初はレイナの水谷優子曲に「トップをねらえ!」のタカヤノリコのイメージを重ねる感じで詩を書いた。「Fly High!」にも通じる部分もあると思うのだが、どうだろう?(宙明曲じゃなくてゴメン)
基本的に1番と2番で内容の差異がなく、言葉の変化に終始しているのでその意味では広がりがあるとは言いがたい。
ただ、比較的受動的な1番に対して、より能動的な2番ということで多少の変化はある。
オーソドックスにリピート部分が1番の繰り返しなのも、これ以上は言葉がないからで、ネタ切れというのが正直なところ。
それでも比較的まとまっていると自分では思う。
何より、こういう女の子はいい!!<おい。

■歌唱について
想定歌手は特にないが、水谷優子or渡辺絵麻or林原めぐみのいずれか(あるいはそれらのコンバイン)をイメージしてくれればいいのかなぁ。
何度も言うように歌手探しで苦労しただけあって、miruさんには歌ってくれるだけでありがとうという感謝の気持ちと、やっと見つけた歌手に期待通りの歌唱をして欲しいという勝手な欲求との両方があって、内心プレッシャーをかけたのではないかと心配だった。
実際に練習の時には、歌っている途中でくじけてしまったり、やや曲のキーが高くて高音がつらい部分もあったりで、本人も納得できるような歌唱ができずに苦しんでいた。
が、こちらが伝えたいこと、やってほしいニュアンスなどは一度の説明でほとんど理解してもらえたし、日々の練習が実を結んでか、レコーディング本番ではほぼ完璧に再現してくれたのでもう言うことがないほど。
一番懸念していた高音のタレもなく、セリフのタイミングも少ないリテイクでバッチリ決まった。miruさn本人のアイディアにより今年に入ってから追加したハモリも効果的。本番ではこちらでOK出しても、本人が納得いかなくて録り直した部分もあるほどで、ほんとあんな気合満点なmiruさん初めて見た(^^;
歌をじっくり聴いてもらえれば、miruさんがやろうとしているニュアンスは全て理解できるはずだし、それが私の望む表現でもあるので、是非そこまで聴きこんだ上で、みなさんにも歌ってみてほしい。
男性でもそこそこ気持ちよく歌えるキーなのでオススメ。
いつ聴いても、何度聴いても、「負けないで」というメッセージと「愛」というテーマが色褪せない名曲だと我ながら悦に入る日々...。
できれば一般流通にシングルで乗せたい<無理です。
 


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